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推理作家ポー 最期の5日間 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 推理作家ポー 最期の5日間
製作国
上映時間110分
劇場公開日 2012-10-12
ジャンルサスペンス,ミステリー
レビュー情報
《ネタバレ》 これは意外にもちゃんとした推理作品になっていて驚きました。
エドガー・アラン・ポーの死の謎を原案にした作品ですけど、死の謎を解明するという方向性ではなく、死の謎をベースに新たな作品を創作しているのが面白い。
しかも、ポー自身にその作品を書かせるという構成が上手いですね。
序盤はポーの作品を模倣した快楽殺人かと思わせる展開でしたが、やがて犯人の目的は殺人ではなく、ポーに新たな作品を書かせることが本当の目的なんだとわかってくる。
新聞の売り上げを増やす為の犯行なんてことも推測されたけど、やっぱりポーの熱狂的なファンがポーに新作を書かせようとしてると考える方が辻褄が合う。
そこまで推理できると犯人はほぼ絞られてしまうんだけど、きちんとヒントを散りばめながら犯人の正体が明かされるので、やっぱりこいつでしょ♪といった感じの気持ちいい結末でした。
まあ、作風はどう考えても気持ち悪いですけどね。
推理のヒントのいい具合のさじ加減と心理的な怖さを感じる動機の揃ったポーらしい推理作品に仕上げた脚本家には拍手を送りたいですね。
ポーの遺作を映画化したと言われたら信じてしまいそうです。
もとやさん [映画館(邦画)] 8点(2013-08-03 15:38:26)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 5.42点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.11
このレビューの偏差値 70.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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