タイトル名	鴨川ホルモー
製作国	日
上映時間	113分
劇場公開日	2009-04-18
ジャンル	コメディ,ファンタジー,青春もの,小説の映画化

好きか嫌いかでいえば好きな映画です。大学という空間、それも京都の大学だからこそ生まれる「ワンダーワールド」？を描いた青春映画としてとても気持ちいい。個人的には、青龍会のお話は、その内部のゴタゴタも含めて、何やってるのかわかんないサークル、怪しげなサークルの１つ１つにある小さな青春物語のメタファーのようで、とても楽しかった。ただ、万城目学の小説はやっぱり映像化向きじゃない。本だからこそ生まれる世界観の豊かさみたいなのが彼の小説にはあるのだけれど、映像化されちゃうと、その豊かさが途端に平板でつまらないものになってしまう。この手の小説は、小説の世界を映像にする際に何らかの「解釈」が必要で、そこをすっとばして小説に書かれていたことをそのまま画にしてみたっていうのではダメなんだということを再確認しました。

作品のレビュー数	35件
作品の平均点	5.31点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 6 17.14％ 4 5 14.29％ 5 8 22.86％ 6 9 25.71％ 7 3 8.57％ 8 3 8.57％ 9 1 2.86％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	1.60
このレビューの偏差値	48.77 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値