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鍵泥棒のメソッド のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 鍵泥棒のメソッド
製作国
上映時間128分
劇場公開日 2012-09-15
ジャンルドラマ,サスペンス,コメディ,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 これは完全に香川照之の映画でした。もともと彼の過剰気味の演技は苦手です。でも、今作は違いました。チェック・シャツをジーンズにインする香川。バックミラーで顔を見ながら「35歳」と答える香川。正座してノートにメモする香川。ヤクザ役になぜかノリノリになる香川。もう全部が面白くて何度も声に出して笑って、前半はコメディとして大傑作だったと思う。残念なのは、記憶を取り戻した後の大失速・・・。とくに、監督の前作・前々作のクオリティを考えれば、やっぱり後半は普通に面白くない(そしてつじつまも今ひとつ合わない)微妙なサスペンスになってしまったと思う。香川が俳優で開眼し、堺が殺し屋稼業に身を染めてしまってからの記憶復活という展開を見てみたかったかなあ。ラストの堺の新しい恋の予感も蛇足感がたっぷり。前作でも少し思ったけど、内田監督は不思議と堺雅人という俳優を活かしきれていない感じも。香川照之のハマりっぷりと比べたら特にそう思う。あと、内田監督の映画っていつも車が重要なアイテムなんだけど、『運命じゃない人』のクラウンから、『アフタースクール』のポルシェ、そして今作のベントレーと、予算規模に応じて(?)豪華になってるのが、なんだか微笑ましい。その意味では、広末が乗る「白いプリウス」のどうしようもない普通感(しかも大きな家に住むお金持ち一家なのに)もわかりやすい。こうゆう小ネタはいつも楽しいのだけれど、今回はちょっと自分には合わなかったみたい。でも、寡作な監督なので、次はどんなので来るのか、楽しみにしています。
ころりさんさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-04-02 23:38:18)
その他情報
作品のレビュー数 129件
作品の平均点 7.36点
作品の点数分布
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200.00%
310.78%
421.55%
553.88%
61813.95%
74333.33%
84131.78%
91310.08%
1064.65%
作品の標準偏差 1.25
このレビューの偏差値 34.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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