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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
製作国英,米
上映時間115分
劇場公開日 2015-03-13
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,歴史もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 まさに佳作。面白かった。見所はやはりエニグマ解読後の葛藤。非情な決断の背景にある、自分の計算でより多くの人を救えるという天才ならではの自信と、少しずつ人間味を増しつつあった主人公のエモーションのあいだの揺らぎをしっかりと演じたカンバーバッチに拍手。3つの時間軸が交差する展開を混乱なく見せる脚本と演出も、派手さはないけどとてもよかったと思います。ラストシーンで資料を燃やす暗号解読チームの姿をバックに、チューリングは「自殺した」との字幕が流れますが、その前のホルモン剤投与によって、身体的・精神的な安定だけでなく、天才的な頭脳のひらめきも失っていたこともしっかりと描かれていて、「国家」によって彼は「抹殺」されたと言ってもいい。それはナチスの同性愛者への迫害に等しい、国家の罪であるという怒りとメッセージも明確に伝わりました。ただ、難点は解読までのプロセス。やはり暗号解読の「ロジック」、なぜクロスワード・パズル名人が暗号解読に向いているのか、といった部分の論理的な裏付けや説明が端折られていて、何が困難で、チューリングのチームの発見の何が凄かったのか、がわかりにくかったところでしょうか。そういう論理的な面白さを期待して見たら、セクシュアリティ描写も含めて、思ったよりもエモーショナルな映画であった、という感じです。
ころりさんさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-05 17:44:57)
その他情報
作品のレビュー数 92件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
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1044.35%
作品の標準偏差 1.19
このレビューの偏差値 46.49
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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