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日本で一番悪い奴ら のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 日本で一番悪い奴ら
製作国
上映時間135分
劇場公開日 2016-06-25
ジャンル犯罪もの,刑事もの,実話もの,ヤクザ・マフィア,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 明らかに「本末転倒」になっているのにどんどん深みにハマって行ってしまう、いかにもな組織のなかの論理を描いたものとしては秀逸。冒頭の真面目な体育会系バカの主人公には微笑ましさすらあるのに明らかに「道」を外していく過程は、真面目で「規範」には忠実だけれど「倫理」を欠いた結果として何が起きるのかを示してそら恐ろしい。劇中、主人公が自分のやってることがおかしいってことに気づくチャンスはいくつもあったのに、その都度間違った方向へとフルスロットルで舵を切ってしまう。その結果としてのラストの面会シーンは空虚で怖いホラーだった。綾野剛は、体育会っぽい風貌ではないし、好きな俳優ではないけれど、間違った方向へと全力で向かってしまう感じは見事に演じていたと思う。「エス」の3人も、本当の「一番悪い奴ら」の北海道警の面々も個性的でよかった。一方、作風的にしょうがないんだろうが、女性陣がセクシー系一辺倒だったのがちょっと残念。まあ、それも含めて、日本的な「組織文化」を描いてるんだとすれば(でも、あんなセクシー婦警、現実にいるんかな?)、それはそれで成功しているのだろう。
ころりさんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-07-14 10:26:29)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 6.54点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.12
このレビューの偏差値 53.72
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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