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ブレードランナー 2049 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブレードランナー 2049
製作国米,英,カナダ
上映時間163分
劇場公開日 2017-10-27
ジャンルアクション,SF,シリーズもの,刑事もの,小説の映画化,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》 公開終了間近に映画館で見られてよかった。ドゥニ・ヴィルヌーヴは『ボーダーライン』での絵作りがとても印象的だったので、期待通りのオリジナルな(でも前作ファンを怒らせない程度の共通項を持った)絵が満載で、定番の混沌とした都市だけでなく、冒頭の「農場」から、ラスヴェガスの廃墟、廃棄場、ラストの海から雪までどのシーンも美しい。この点では、2D字幕だったのが悔やまれる。本当はIMAXで見たかった。そして、この絵のなかで展開されるストーリーが本当に切ない。ライアン・ゴズリングはあまり好きな俳優ではないけど、彼にここまでどっぷり感情移入できるとは驚き。自身の存在を否定しながら生きてきた彼が、「自分は実は何者かであるんじゃないか」という思いを抱くことで生まれる残酷な物語。でも、その物語の顛末で「特別ではない生」を受け入れる姿は本当に美しい。遅いテンポもシーンへの没入感づくりという意味では正解。正直『ブレードランナー』1回目でこんなにエモーショナルな体験をするとは思ってもみなかった(前作で、「感動」できたのって何回目だったろう)。一方で、会話シーンなどの描き方にはやや不満あり。ウォレスの登場シーンは恥ずかしいくらいの過剰演出だし、デッカードとKの対話シーンは退屈。ただ、ジョイとラヴの登場シーンはテンポも演出もよかったので、単にヴィルヌーヴ監督(あるいは私)の趣味の問題かもしれない。いずれにせよ、失敗する姿しか浮かばなかったクレイジーなプロジェクトでここまでできればOKでしょう。十分に新しい映像体験だったと思います。
ころりさんさん [映画館(字幕)] 8点(2018-01-05 15:48:53)
その他情報
作品のレビュー数 95件
作品の平均点 6.48点
作品の点数分布
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222.11%
344.21%
488.42%
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62425.26%
71616.84%
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988.42%
1033.16%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 54.74
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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