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評決のとき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 評決のとき
製作国
上映時間150分
劇場公開日 1996-12-28
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 豪華出演陣の割りによくわからない展開。要は原作頼みということか。読んでないが原作に対する感想になるのかな。日本だったら必ず有罪。なーにが心神耗弱だ!?それに、と、いうことはだ、アメリカは法治国家ですらないということを全国民的に認めちゃっているということ。要するに黒人は虐げられており、黒人の少女に対する暴行及び殺人未遂ではせいぜい懲役10年程度で出てきちゃうし、公平な裁判すら受けられないからそれではあまりにも不公平だから無罪だと。それなら法改正しろよ。弁護士の手腕で有罪無罪が決まるというのは階級社会の維持に他ならない。
確かに日本でも監禁事件等の凶悪事件に対し超法規的措置をとったりしているが、子供に対する暴行や傷害や殺人は大人に対するものより1.5倍とか2倍とかの罪にすべきだと思う。それが子供を守るってことなんだと思うけど。でもそれでは人間の重さに優劣をつけてしまうから駄目なんだろうけど。いや故意犯にだけ適用させるとか。。。ぶつぶつぶつ。。。
もとい、映画にもどるが、サミュエルの役のしたたかさが印象的。開き直りっぷりが凄すぎる。それだけ社会的弱者としての自分を客観的に認識しているのがリアル。
そして最終弁論が素晴しかった。自分の中に無意識に存在する黒人への偏見をまざまざと味わうことになる。黒人の少女と白人の少女でなぜこんなにも感じる痛ましさが違うのか?あるいは黒人と白人というより自と他なのかもしれない。日本人と中国人、韓国人、北朝鮮人。この感情を自己欺瞞せずに説明することがなんと難しいことか。思わずひやりとさせられる。その1点だけはジョン・グリシャムを賞賛せずにはいられない。
こんなに長く感想が書けるのだから結構いい作品なのかな。ちょっと甘めに点数直します。
あとサザーランド親子似過ぎ。なんで二人とも出てるの?それにしてもキーファー頭悪い貧乏白人役はまりすぎ。
momonokiさん 7点(2004-03-19 12:45:39)
その他情報
作品のレビュー数 123件
作品の平均点 6.97点
作品の点数分布
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200.00%
321.63%
421.63%
51310.57%
62822.76%
73326.83%
83125.20%
997.32%
1054.07%
作品の標準偏差 1.40
このレビューの偏差値 50.17
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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