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《ネタバレ》 たけしの映画だとばかり思ってみたら、むしろ師匠とフランス座の方がメインでした。大泉さん良かったなあ。柳楽さんの演技のたけしへの寄せかたも素晴らしかった。特撮の使い方は贅沢だし、漫才もしっかり再現されていて、とても楽しめました。それにも関わらず点数がイマイチなのは、肝心のたけしがちゃんと描けていないと感じた。演者は満点に近い出来だったのに、演出する側のたけしへのリスペクトがちょっと行き過ぎていたような。全体に情緒に流され過ぎているところも個人的には不満だった。有り得ない仮定かもしれないが、もしも北野監督が撮っていたら、もっとドライに印象深く仕上げていただろう。あと、あの時代に「にんげんっていいな」はまだ有りません。そういうディテールはおろそかにしてほしくなかったなあ。
【すらりん】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-04-12 16:38:41)《更新》
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