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《ネタバレ》 予算の制約があるとは思いますが、もうすこしリアリティを追求することはできないのでしょうか?建物も衣装もメイクも武器もセリフ回しも、すべてにおいてフェイク感が目についてしまいます。これじゃあファンタジー映画ではあってもアクション映画とはいえない。巨大な剣や槍を軽々と振り回せば、そのぶんだけ軽量なプラスチックの安物に見えるのは当然だし、人間がありえないほどジャンプしたり吹っ飛んだりすれば、そのぶんだけ戦闘シーンが漫画っぽくなるのは当然です。アクション映画であるならば、そういう部分こそ本物にこだわるべきであって、安易に特撮やCGに頼るべきではありません。
世間には「漫画原作に忠実に作ること」が絶対正義だと強弁する愚かなヲタクもいるけれど、映画がなすべきなのは漫画に寄せることではなくリアリティに寄せることです。漫画に寄せれば寄せるほどリアリティを失ってフェイクになるのは当たり前なのだから。シリーズを今後も続けていくなら、その点をあらためて検討すべきでしょう。それが不可能ならば、予算内で出来る範囲の表現に収めるしかない。 セットの使い回しにも限度がありますよね。同じアングルで撮った王宮のシーンや崖の上のシーンが何度も出てくるのは、少ない予算で長い上映時間を稼ぐためかもしれませんが、そんな無理をするなら、単純に上映時間を短くするほうが賢明です。 【まいか】さん [地上波(邦画)] 7点(2025-07-11 23:49:09)★《新規》★
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