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サウンド・オブ・ミュージック のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 サウンド・オブ・ミュージック
製作国
上映時間175分
劇場公開日 1965-06-26
ジャンルドラマ,戦争もの,ミュージカル,ファミリー,実話もの,音楽もの,小説の映画化,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 修道院で手がつけられないほどのお転婆で、なおかつ自然児でもあった主人公が、厳格な父の規律に縛られて生活している子供たちを解放してあげようと奮闘する前半。そして後半では、人間らしい気持ちを取り戻した子供たちの父親が、今度は市民たちを規律で縛ろうとするナチスに抵抗して、祖国オーストリアに培われた自由な文化や誇りを守るために、その支配下から逃れようとする。前半部と後半部の、このテーマ上の有機的なつながりが、あまりに歌や踊りに比重が置かれすぎるためか、やや見えにくくなってしまってる気もする。前半は楽しいのに後半が暗くて重たいだとか、逆に後半は見応えがあるのに前半部が漫画じみているだとか、あるいは、お転婆な設定のわりに主人公はかなり理知的なんじゃないの?とか、そのへんが破綻してるように見えてしまっても仕方ないかも。とはいえ、ミュージカルが苦手な私でもとりあえず楽しむことはできました。なによりトラップ大佐がとても魅力的!実際のオーストリアでは、ナチスの併合に対する抵抗はそれほど強くなかったらしいし、トラップ大佐の人物像がよくもわるくも現実とずいぶん違っているとかいう話もあるらしいけど、かりにそれらがフィクションだとしても、祖国の文化や自由を愛し、芸術的な素養にも富んだ誇り高い男性像はとても素敵で、素直に惹かれました。前妻を失った彼の傷心が、なぜ子供たちを規律で縛ることになってしまったのか、そのあたりの彼の心情を少し垣間見せてほしかった気もしますが・・。大佐を演じたクリストファー・プラマーが当時若干36歳だったというので驚きです。
まいかさん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-04 12:11:23)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 399件
作品の平均点 8.51点
作品の点数分布
000.00%
110.25%
220.50%
330.75%
461.50%
5123.01%
6174.26%
74812.03%
86917.29%
910325.81%
1013834.59%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 40.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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