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《ネタバレ》 ストーリーを追うと、辻褄の疑問を言いたくはなる。
「これ以上、愛する人を失いたくない楽園なら、なぜ最低限の医療技術を用意しない?」とか、 「大金払って飛行禁止区域にまでするのに、なんで薬の入手経路を確保出来ない?」など。 それはともかく、「かつて心に傷を負った者達の哀しいユートピア。そして、次世代への移行で、 怖れや闇を乗り越えられるかも知れない可能性」...辺りを描いているのかな?と思いつつ、 なんだか心理テストの映像化にも思えて来た。 「森を歩いていたら、高さ不明の壁に出会いました。あなたはどうしますか?。 右へ、左へ、登る」おそらく、村も森も街も盲目も、人間心理の喩えでは?。 「手探りで深い森を彷徨う盲目」は、外界へと手を伸ばす心の葛藤だろう。 「誰の為に生きるの?」という問いは、観る者全てに当てはまる。 そう考えて行くと、この映画の受け取り方もあるような気がする。 ...余談だが、前半は「宇宙人に飼われている人類とか言うダークシティな設定だったら、 どうしよう」と、変な意味でヒヤヒヤした。良かったよ、緑の宇宙人出て来なくて。 【じょるる】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-03 00:10:27)
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