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八日目の蝉 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 八日目の蝉
製作国
上映時間147分
劇場公開日 2011-04-29
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,小説の映画化,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 揺さぶるなあ。自分の中のいろんな価値観を。
他人の子を誘拐して良い訳が無いのに、なんだろう、この気持ちは。
あんなにも悲しい「よろしくお願いします」は、未だ見た事が無い。
女性は単に産んで母になるのでなく、乳幼児期を共に過ごしてこそ精神が母になるのだろう。
その機会を奪われる残酷さ。他の人も書いているが、森口瑶子さん見事だ。
奪われた時間は、希和子が死んでも取り戻しようが無い事だと分かっている。
それでも「死んでしまえ!」と。それ以外に叫びようの無い実母の苦悩。
この映画は「今にも壊れてしまいそうな女」ばかりが登場する。
恵津子(実母)、希和子、恵理菜、千草。それにしても、マシな男が全く登場しない。

ここで誰も触れていないようだが、冒頭の「お詫びの言葉“も”ありません」は、
「謝罪の言葉“は”、ありません」と真逆の意味ではないのか?。
原作未読だが、あのタイミングで実母から罵られると、
「ひと言の謝罪も無い・謝罪する気持ちが無い酷い犯人」に見えてしまうが、
そこには、日本語のトリックもあるのでは?。
「謝罪の気持ちは言い表せないほどある。本当に申し訳なかった。
しかし、薫と過ごした日々を思うと何より“感謝”を言わずにいられない」
そういう逆説的と言うか、複雑な立ち位置ではないのか?。考え過ぎか?。

揺さぶられた勢いで、余計な事も書こう。
不謹慎かも知れないが「一夫一妻」の価値観って、本当に正しいのか?。
一夫一妻、多夫一妻、一夫多妻。もう、こうなったら「選択制」じゃダメ?。
じょるるさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-11 20:28:27)(良:1票) (笑:1票)
その他情報
作品のレビュー数 127件
作品の平均点 7.02点
作品の点数分布
000.00%
110.79%
200.00%
343.15%
464.72%
586.30%
62822.05%
72418.90%
83023.62%
92116.54%
1053.94%
作品の標準偏差 1.71
このレビューの偏差値 49.92
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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