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《ネタバレ》 昔に深夜TVで不完全に観てしまい、長年後悔しておりましたが、ようやくDVDを購入することができました。いま、ようやく全てを観ることができ、脳内で美化され続けた記憶を凌駕する感動をうけ、幸せです。フランチェスコの、貧者になる道を選んでからの生き方については、時代、各個人等によって賛否あるのは当たり前でしょう。でも、この映画で、幸せを感じるのは、フランチェスコを支える友人たちの存在です。彼らは、あるものはフランチェスコの身近にいて彼をささえ、あるものは命を落とし、または対極にいながらも、親友たちを心配するのです。教皇の前から引きずりだされたフランチェスコ達を追い、彼らの危機を見捨てず、自分も「仲間だ。」とパオロが言い切ったシーンは、アタマを殴られたような感動を覚えました。全編を通して、考えていたような大きな感動を受けるのではなく、「ブラザー・サン・シスター・ムーン」の歌のように、美しく静かな感動を与えてくれる作品でした。
【フューチャー・イズ・ワイルド】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-18 05:18:58)(良:2票)
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