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《ネタバレ》 多分制作者はあのバッドエンディングを描きたくてこの作品を撮ったのだろう。
しかしそれならもう少し期待を持たせる展開を試みるべきだ。 あんなに絶望的な展開を密閉空間だけで見せ続けられると、鑑賞者の大半は助かって欲しいという思いが過剰に膨らんでいくか、もしくは絶対に助からないだろうと思いながらラストへ向かう。そんな状況のまま、ラストで一瞬期待を持たせそれを裏切る展開を見せても、却って不満だけを残し、「バッドエンディングでも良い作品を見られた」という満足を与えにくくなってしまう。やはりバッドエンディングにするなら、期待と絶望を同量にミックス、もしくは期待の分量をやや多めにしつつ物語を進行させて、ラストの瞬間へ持って行くべきだ。そういう点では本作品はやや中途半端さが否めない作品になってしまってる。 【へろへろ】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-02-15 21:23:43)
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