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タクシードライバー(1976) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 タクシードライバー(1976)
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1976-09-18
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,犯罪もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 なんというか街にあふれる不条理とか、狂気といったものを皮肉っぽく描いている気がします。主人公が娼婦の女の子を助けたいと思ったのは、善意からではなく、自分の中にあるヒーロー像に自分が近づきたいという一種の誇大妄想からだと思いますし、大統領候補暗殺にしても、ベッツィとのいざこざからきた狂気的な考えであるような気がします。他の方も言われているように、彼にとっては娼婦を救うのも、大統領候補を暗殺するのも同じでどちらでもよかったのではないでしょうか。彼の中にたまっていた孤独や現状を変えたいという願望からくる怒りが、たまたま娼婦の女の子とベッツィという二人の女性を引き金に爆発した。売春宿を襲った後に自殺しようとしているのを見ても、正義というより退廃的なヒーローに近い気がする。そして、偶然にも事がうまく運び彼は英雄になった。僕はこのラストにはそんな不条理な皮肉を感じました。
スー・ミー,スー・ユー・ブルースさん 8点(2005-03-02 16:47:56)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 441件
作品の平均点 7.41点
作品の点数分布
010.23%
110.23%
251.13%
3153.40%
4224.99%
5368.16%
65211.79%
77116.10%
89120.63%
96314.29%
108419.05%
作品の標準偏差 2.06
このレビューの偏差値 51.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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