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ユリシーズの瞳 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ユリシーズの瞳
製作国仏,伊,ギリシア,英,独,ユーゴ
上映時間177分
ジャンルドラマ,戦争もの,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 アンゲロプロスには申し訳ないですが、ストーリーの中での出来事、主人公がどんなことに出くわしたかとか、いつの時代にどこの国でどんなことが起こったかとかは、はっきり言ってどうでもいい事だと思う。
話の大筋、主人公が幻のフィルムを求めて国境を越え、戦禍をくぐり抜けながらフィルムにありつく。この程度のことが読み取れさえすれば、あとは主人公がフィルムを追い求める情熱を感じ取るのみ。
この映画は他のアンゲロプロスの作品同様、旅を描いた映画。東欧の実情を主に描いてストーリーは副次的なものにしたいのか、またはその逆なのかはわかりませんが、少なくとも自分は画面の中で起きていることを見ているだけでも十分入っていけました。
途中、夢だか回想だかのシーンが出てきますが、これが少々解り辛い。特に入り方。ワンシーンで一気に時代がジャンプすることが珍しくはないアンゲロプロスの映画の中では、何が起こっても全く不思議ではないから。
最後、幻のフィルムにありつけるわけだけど、フィルムの内容などどうでもよくなるくらいの救いようのない結末には絶望してしまいます。せめて、霧の中で音楽を奏でているシーンで締めて欲しかったと思う。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 6点(2009-02-06 00:31:55)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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114.17%
214.17%
328.33%
400.00%
5416.67%
6625.00%
7520.83%
828.33%
928.33%
1014.17%
作品の標準偏差 2.14
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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