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街の灯(1931) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 街の灯(1931)
製作国
上映時間87分
ジャンルドラマ,コメディ,サイレント,モノクロ映画,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 初めてサイレント映画というものを観てみました。”声”が無いということはかなり不思議な感覚であって確かにちょっととっつき難い部分もありましたけど、まあ声が無いのなら自分自身でアテレコすれば良いものであって自分の想像性という感性まで引っ張り出してくれたので正直「ありがとう」と言いたい。それに観ているうちに声が無い分だけ役者の方々の体全体で魅せる”動き”と顔の表情の”豊かさ”というものが画面を通してもじんじんと伝わってきました。特にボクシングの待合室でチャップリンのちょっとオカマっぽい仕草を見せるシーンはとてもキュートでありドキッ!とさせられるものがありました。とにかくチャップリンは喜怒哀楽の感情を自由に表現出来る素晴らしい役者だと誉めちぎりたい。他にも30年代において黒人の男性が出演していることにかなり驚いた。もちろんあの人はチャップリンの笑いのための”仕込み”でしかないけどモノクロ映画=単一人種だけの映画と思っていたので個人的な見解ですけどチャップリンの人種的配慮と捉えさせていただきました。作品の内容にしてもとても素晴らしい。愛する者の為に己を犠牲にする行為、「チャップリン・・・。アンタ格好良すぎだよ」と賛辞を送ります。でも個人的にはラストはすれ違いで一生逢えないような設定、もしくは女性が「あなたでしたの?」という問いに「人違いだよ」とチャップリンが捨てゼリフを残して去っていったのなら5億点ぐらいあげたと思います。だからこの作品の出来としては個人的には3億点ぐらいにさせていただきます。とにかく点数が足りない。みんなのシネマレビューにおいて上限(最高10点)を決めるという概念が初めて憎らしく思えた。
tetsu78さん 10点(2005-01-13 21:44:12)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 198件
作品の平均点 8.43点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
342.02%
431.52%
573.54%
6136.57%
72311.62%
83517.68%
93919.70%
107437.37%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 55.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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