Menu
 > 作品
 > モ行
 > もしも昨日が選べたら
 > ザ・チャンバラさんのレビュー
もしも昨日が選べたら のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 もしも昨日が選べたら
製作国
上映時間107分
劇場公開日 2006-09-23
ジャンルドラマ,コメディ,ファンタジー
レビュー情報
人生をDVDのメニューのように自由に操作できるリモコンというアイデアは秀逸です。このアイデアにアダム・サンドラーの腕前も加わり、コメディ部分は非常に楽しめました。時間を止めている間に気に入らない相手をビンタしたり股間を蹴り上げたりとサンドラーらしいギャグが多くあって、志村けんのバカ殿様を見ている時のような抜群の安定感を感じました。ただし人情話になると途端につまらなくなったのが残念。「ブルース・オールマイティ」などもそうでしたが、独特のアイデアを活かしたコメディ部分は面白いのに、どうしてオチは毎回「日常こそ得難い幸福。家族を大切に」というありきたりな説教になってしまうのか。アメリカ人はこういう説教が好きなのでしょうか?最後まで人を食ったような話にしてもよかったと思います。また説教映画にするならするで、もう少しやりようがあったと思います。ルックスも性格も最高の奥さんと、素直でかわいい子供が二人も家にいるのですから、サンドラーが家庭に不満を持つ背景がイマイチ弱く感じました。ケイト・ベッキンセールが家にいれば幸せだろ!と誰もが感じたはずです。また、仕事が悪として描かれている点も、何か倫理感がズレているような気がしました。お父さんは家族を養うために仕事をし(職場は決して楽しい場所ではありません)、奥さんも子供もお父さんが頑張って仕事をしてくれているおかげで豊かな生活を送れているのですから、仕事は悪、家族のために何が何でも時間を持つべきという価値観にはあまり賛同できません。本作におけるサンドラーの仕事ぶりは決して極端なものではなく、家族を養うための範囲を逸脱しているように感じなかったため、このメッセージを伝えたいならもっと極端な仕事中毒にすべきだったでしょう。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2009-07-21 19:49:15)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 80件
作品の平均点 6.59点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
211.25%
322.50%
456.25%
5911.25%
62025.00%
71923.75%
81620.00%
978.75%
1011.25%
作品の標準偏差 1.57
このレビューの偏差値 43.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
もしも昨日が選べたらのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS