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カウボーイ&エイリアン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カウボーイ&エイリアン
製作国
上映時間122分
劇場公開日 2011-10-22
ジャンルアクション,サスペンス,SF,ウエスタン,漫画の映画化
レビュー情報
ダニエル・クレイグとハリソン・フォードはいつもながら男らしいし、VFXの扱いに慣れたジョン・ファブローによる見せ場作りも悪くありません。特にラストバトルはハリウッド大作らしいボリュームできっちり楽しませてくれるので、観たことを後悔する映画ではありません。。。
ただし、右往左往する脚本が本作の足を引っ張っており、”悪い映画ではないが、決して褒められた出来ではない”というレベルに落ち着いています。「カウボーイ&エイリアン」、、、男子中学生が考え付いたような適当なアイデアではありますが、西部劇とSFとを違和感なく組み合わせることは非常に困難な作業だったようです。97年の発案当初から数えると12名もの脚本家が本作の執筆に関わり、脚本家が変わる度にコミカルとシリアスのバランスは大きく変動。結局、複数人の脚本家が出してきたアイデアのうち、良いものをパッチワークするという形で決定稿が作られたために、なんだかとっ散らかった印象を受ける仕上がりとなったようです。致命的だったのが、クレイグ、フォード以外のキャラクター達の個性の薄さで、多くのキャラクターが入り乱れる物語だったはずなのに、観客に好かれる者は皆無という状態となっています。悪徳牧場主、牧場主に苦しめられる市井の人々、治安を乱す盗賊団、白人社会と敵対関係にあるインディアン、これらの人々がラストバトルを前に主人公の元に結集し、”オール西部”で侵略者に挑むという燃える展開を準備しながら、個々のキャラクターの完成度の低さゆえに不完全燃焼で終わっています。この決戦前夜がビシっと決まっていれば、映画全体が締まったはずなんですけどね。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 5点(2012-05-07 01:33:56)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 58件
作品の平均点 4.74点
作品の点数分布
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258.62%
31017.24%
41118.97%
51627.59%
6610.34%
7813.79%
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911.72%
1011.72%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 50.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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