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アメイジング・スパイダーマン2 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アメイジング・スパイダーマン2
製作国
上映時間143分
劇場公開日 2014-04-25
ジャンルアクション,サスペンス,SF,アドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,青春もの,ロマンス,漫画の映画化,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》 IMAX-3Dにて鑑賞。スパイディの背中を追ってビルの谷間を擦りぬけるシーンの3D効果には絶大なものがあり、一連の飛翔シーンを見るだけでも、入場料の元は取ったと思います。その他、エレクトロが暴れる場面の音響効果等も素晴らしく、技術的には非常に充実した映画でした。。。
しかし、映画としてはもうひとつだったと思います。本作は、前シリーズの『スパイダーマン2』と同じ立ち位置にある作品なのですが、スパイダーマンとして生きることに限界を感じたピーターの苦悩が克明に描かれたライミ版『2』と比較すると、本作には切実に感じさせられるものが少なく、ドラマへの没入感が薄くなっています。ピーター、ハリー、エレクトロの3人のドラマが同時進行で描かれることから一つ一つの物語が軽くなっているし、そもそも善と悪のドラマを並行して描くことには、観客に多くの視点を与え、様々なことを考えさせるという目的があったと思うのですが、肝心のその効果も得られていません。基本設定上は、ハリーもエレクトロも相当可哀想な奴なんですが、映画を見ている間は、彼らに対する同情心があまり起こってこないのだから困ったものです。2004年の『スパイダーマン2』から『アメイジング・スパイダーマン』までを手掛けてきた脚本家・アルヴィン・サージェントがシリーズを去ってしまったことの影響が、ここでモロに出てしまっています。。。
【注意!ここか盛大にネタバレします】そして、テレビCMでネタバレを流さないでね、配給会社の人たち。本作のピーターが終始チャラチャラしたいけ好かない男として描かれていたのは、ラストでグウェンが死んで絶望の淵に突き落とされるというショックを強めるためだったと考えられます。そんな演出意図を完全に無視して、テレビCMの時点でグウェンに死亡フラグ突き立ててどうするんですか。ソニーは、2009年の『ターミネーター4』でもクライマックスのサプライズをテレビCMで流しまくっていました。映画館に人を呼び込むため、売りになりそうな場面をできるだけ多く紹介したいという気持ちはわかりますが、過剰な事前情報によってお金を払って映画を見に来た人達の楽しみを奪い取ってしまうような宣伝はルール違反だと思います。
ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 6点(2014-04-27 23:42:51)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 5.89点
作品の点数分布
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212.13%
336.38%
436.38%
51123.40%
61429.79%
7919.15%
836.38%
924.26%
1012.13%
作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 50.42
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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