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赤狩りにより共産党員として疑わしい者を売るとか売らないとかの話が中心で、売らなかった者が特に英雄として扱われてはいないので、物語的にはそんなに盛り上がりません。ある一人の共産党員の疑いをかけられた映画人の生き方を坦々と描いているだけなんですが、実に面白い(面白いという言葉は少し違うような気もしますが・・・)今でこそあのような時代をバカバカしいと言えるようになりましたが、当時は混沌とした暗黒の時代だったということがよく解ります。集団意識というものがつくづく怖いと認識させられました。
【みんてん】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-06 16:27:01)
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