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バットマン ビギンズ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バットマン ビギンズ
製作国
上映時間140分
劇場公開日 2005-06-18
ジャンルアクション,サスペンス,SF,アドベンチャー,シリーズもの,犯罪もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 クリスチャン・ベールという男優は初めて見たがバットマン役としてはなかなか良い。陰影のある雰囲気と富豪の風貌がマッチしている。幼い頃両親を殺された男という設定も納得できる演技をした。それだけでも映画を観た価値がある。その他の俳優は演出面でそれほど良くない。期待したリーアム・ニーソンは良いことは良いものの、やはりMONSTERのようなバットマンと生身の人間が闘うという設定は興奮しにくい。見ていて力の差が圧倒的にあるような感じがした。渡辺謙はやはり良いが、出番が少な過ぎる。だがその少ない出番を、ラーズ・アル・グールという奇妙な役どころで鮮明な印象にしたのはさすがという他ない。

「ビギンズ」というだけあって、バットマンの誕生秘話のような内容である。これを丁寧に描いた『バットマン』シリーズは今までなかった。今までは初代『バットマン』の影響から抜け出せず、単なる色モノのヒーローアクションで終わっていた。それを、バットマンの誕生から丁寧に、心理描写にまでわけいって描いたのは(可否があるものの)、良いと思う。いいかげん、西洋の人間が、東洋に「精神論」を学びに行くのは、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』あたりで終わりにして欲しかったものなのだが(そのくせ西洋人は中東に軍隊を派遣したり東洋文化を軽んじているところがあるのだから、変な連中である)。これからの展開に期待が持てる作品であることは確かだから心よく見守って行こう。ただ、懸念されるのは、この続編モノ的やり方が、『キル・ビル』っぽい感じがしてしまうところである。やたら忍者とか渡辺謙とかカタナが出てくるとなおさらだった。
はなぶささん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-02 00:49:23)
その他情報
作品のレビュー数 223件
作品の平均点 6.74点
作品の点数分布
010.45%
110.45%
200.00%
310.45%
431.35%
52712.11%
65625.11%
77634.08%
83917.49%
9177.62%
1020.90%
作品の標準偏差 1.34
このレビューの偏差値 51.42
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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