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歓びを歌にのせて のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 歓びを歌にのせて
製作国スウェーデン
上映時間132分
劇場公開日 2005-12-17
ジャンルドラマ,音楽もの,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 娯楽らしい娯楽も無い小さな小さな村。よって人間関係は非常に濃密。そこにやって来た高名な指揮者ダニエルと村人、聖歌隊との音楽を通した心温まる交流を描いた映画だと思っていたのですが、そのドラマや人物描写は意外にシリアスなものでした。教会や哀れな村の神父の存在もあり、少し宗教色も感じますが難しさはありません。

聖歌隊の多様な顔触れがとても良かった。トーレのような若者も皆から受け入れられ、居場所を得ている。そして気が荒い夫のDVに苦しめられている女。そんな彼女が村のコンサートで生きる喜びを高らかに歌い上げる。エンドロールでも使われる彼女が歌うその歌詞の素晴らしさもあり、印象に残る感動的なシーンとなっています。

ダニエルは体を壊し第一線を退きこの村にやって来た。以降も体調の悪さを感じさせる彼の姿が何度も挿入されるだけに、結末はこういうことになるのではないかと心配していたのですが…。

トーレの発声に端を発し、会場全体が美しい声の輪に包まれるラストは感動的だっただけに、その輪の中心にはダニエルに居てほしかった。それがすごく残念です。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-19 20:38:54)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 6.75点
作品の点数分布
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4310.71%
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6310.71%
7932.14%
8414.29%
913.57%
10310.71%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 50.84
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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