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戦場のアリア のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 戦場のアリア
製作国仏,独,英,ベルギー,ルーマニア
上映時間115分
劇場公開日 2006-04-29
ジャンルドラマ,戦争もの,実話もの,ロマンス,クリスマスもの
レビュー情報
戦場の最前線で敵味方に分かれて戦う兵士達。彼ら兵士達に一体何の違いがあるというのか。故郷に家族が待つことも、死者を弔う気持ちも、信仰も同じ。

違いは彼らが別の国に生まれてきたこと。そして本作に登場するのはその国同士が戦争になったがためにそこに駆り出された普通の人々。そんな兵士達の一夜限りの休戦を通して、戦争の愚かさと平和の尊さを見事に描いた作品です。ほんの少しだけ挿入されるユーモアも良かったです。

微妙なのがダイアン・クルーガーの存在。本作は男だけの映画になっても良かったのではないか?という気がしました。しかし美しい歌声に癒される両軍の兵士達の表情を見た時には、このシーンのためだけでも良かったのかなと思うとともに、彼女の歌が吹き替えでもいいと思えました。

この休戦がクリスマスの一夜限りと考えると虚しさも感じますが、キリスト教を信仰する人々にとってのクリスマスが持つ意味の全ては僕には分からないのかなと、そんな気がしました。

その一方で終盤での戦場の神父さんと司教の会話と、その後の司教の説法からは宗教とは一体何なのかと考えさせられます。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-22 21:12:15)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 6.55点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 52.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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