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ダウト ~あるカトリック学校で~ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ダウト ~あるカトリック学校で~
製作国
上映時間105分
劇場公開日 2009-03-07
ジャンルドラマ,ミステリー,学園もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 冒頭で神父が「確証が無い時、どうするかー信じるのか、疑うのか」という説教をする。この説教がこの作品の大きなテーマの一つだった訳ですね。疑惑に対し疑う事からスタートする校長とそんな校長とは対照的に疑ってかかる事に否定的な若い教師。この対照的な二人のシスターに、ある疑いを持たれる神父。その演技の真剣勝負が凄い。

特に終盤の校長室で校長と神父がその疑惑に関し対決する場面でもあり、メリルとホフマンが演技で対決する場面でもある最高の見せ場があるのですが、これは本当に見応えがありました。疑惑に関する答はハッキリとは分かりません。メリル演じる校長の「嘘の電話」で更に神父に疑いを持つのも分かる。しかしホフマン演じる神父の感じさせる人間味も信じたいと思う。観る者にも「確証が無い時、どうするかー信じるのか、疑うのか」が問われているようでもありました。

そして全体的に暗い雰囲気が作品を支配する中、エイミー・アダムス演じる若い教師の透明感のある存在感が本作のいい清涼剤になっていました。そしてメリル。日本流に言えばもう還暦を過ぎているのですが、どんな役を演じていても全く年齢を感じさせず、ますますパワフルさを増しているようにすら感じられる最近の彼女の演技の凄さには観る度に驚かされます。
とらやさん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-29 22:16:06)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 55件
作品の平均点 7.18点
作品の点数分布
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61323.64%
72138.18%
81018.18%
959.09%
1035.45%
作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 55.61
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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