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ボローニャの夕暮れ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ボローニャの夕暮れ
製作国
上映時間104分
劇場公開日 2010-06-26
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 会社からすぐ近くのミニシアターの本作のポスターがとてもいい感じだった。夫婦と一人娘、見るからに幸せそうなセピア色の家族写真。幸せなイタリアの家族の物語か、と思っていたらかなりシビアな話でした。

戦争中から戦後に渡るこの家族の崩壊と再生の物語。ひたすら娘を溺愛する父。娘を心配するあまり行き過ぎた行動を取ってしまう。また、ある事件まで表面化する事は無かったが潜在的に存在していた娘と母の確執。いや、娘が母に抱くコンプレックスか。

何があっても常に娘のそばに居ようとする父と娘の心の触れ合いはよく分かるのですが、二人の心の間に解決しなければならない問題があった母と娘は結局戦後に再会するまで全く触れ合いが無かった。

そして最後はこの家族が再び新たなスタートをきったという娘の語りで映画は終わりますが、母と娘、更には夫婦間の関係修復への過程、心の軌跡が描かれておらず、原題「ジョヴァンナのパパ」の通り父と娘の物語として見ればいいのかもしれませんが、家族の崩壊と再生の物語としては物足りなさを感じました。
とらやさん [映画館(字幕)] 5点(2010-07-18 12:38:48)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.63
このレビューの偏差値 25.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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