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きっと ここが帰る場所 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 きっと ここが帰る場所
製作国伊,仏,アイルランド
上映時間119分
劇場公開日 2012-06-30
ジャンルドラマ,コメディ,音楽もの
レビュー情報
《ネタバレ》 僕はショーン・ペンの新作を見るのが目的で劇場に足を運びましたが、でなければショーン・ペンとは気付かない厚化粧で強烈な風貌の、今はすっかり世捨て人のようになってしまっているかつてのロックスターが主人公。

きっとソレンティーノ監督、ヴェンダースの「パリ、テキサス」がお好きなんでしょう。本作の主人公もヴェンダース映画でよく見られる、社会に要領よく溶け込むことが出来ない男。さらに「パリ、テキサス」の主演ハリー・ディーン・スタントンを登場させる所にもそれを感じます。アメリカを舞台にしたロードムービーの風景も含め色んな意味で「パリ、テキサス」を感じる作品。

しかし本作はそれだけにとどまらない。話がアメリカに移ってからの、ナチスと生前の父との関係、ナチスの残党とその家族との不思議な触れ合い、脱力系の独特の笑いドコロ(結構笑わせてもらいましたよ)の挿入などなど。

重さのある要素や、ラストを含め唐突な話の展開もありますが、独特のユーモア、ユルさ、心地よさがある不思議な世界観を見事に作り上げています。
とらやさん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-23 18:35:13)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 6.22点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.63
このレビューの偏差値 69.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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