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ミケランジェロの暗号 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミケランジェロの暗号
製作国オーストリア
上映時間106分
ジャンルドラマ,サスペンス,戦争もの,ミステリー
レビュー情報
《ネタバレ》 友人、いやそれ以上の関係で子供のころから育ったユダヤ人の画廊の息子と、その使用人の息子のSS将校。その立場が2人の置かれた状況を変えながら度々入れ替わる。

そこに、この2人から愛された1人の女、母の命、ドイツとイタリアの2国間の関係、本物のミケランジェロの絵の行方を常に時間的制約をもたせながらスリリングに巧く絡めています。なかなか良く練られた人間ドラマでした。

一方、本物のミケランジェロの絵は一体何処へ?というミステリでもあるのですが、こちらの方はかなり分かりやすくなってしまっています。この邦題も良くない。本物の絵の行方は何か暗号化されていると言っているようなものであり、そうなるとかなり的は絞られてしまいます。

ナチスとユダヤの関係を描いたヨーロッパ映画は実話ものを中心に非常に重く辛い作品が多いのですが、近年ではユダヤ人教授とヒトラーをコミカルに描いた「わが教え子、ヒトラー」という作品もありますが、本作もその重さがかなり抑えられた作品となっています。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-28 00:43:04)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.38点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.00
このレビューの偏差値 56.12
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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