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教授のおかしな妄想殺人 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 教授のおかしな妄想殺人
製作国
上映時間95分
劇場公開日 2016-06-11
ジャンルドラマ,コメディ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 人生に悩める哲学を教える大学教授と、彼を慕う女子大生と、そのカレが登場する序盤の展開。
この3人の三角関係を軸にした、アレンお得意のロマンティックコメディかな?と思いきや、さにあらず。
「重罪と軽罪」(アレン監督作の中ではかなり好きな作品です)以降、近年は「マッチポイント」や「夢と犯罪」でもお馴染み、
これもアレンのお好きなパターンの1つである”罪と罰”をテーマにした、軽いタッチながらもシリアス系の作品。
それにしてもこの大学教授、大罪を犯してもまるで罪の意識を感じていない。
それどころか、人生に悩める彼が殺人を機に生きる意味を見出し、生き生きとしてくるという皮肉。
しかし完全犯罪をやってのけたはずの彼にもアレンは本作でもやはり罰を用意する。
ヒロインを手にかけようとしてあっけなく落下してしまうラストはヒッチコックの「疑惑の影」を思い出す。
アレンさん、やっぱりこのパターンがお好きなんですね。
微妙に軽いタッチで描いていますが、このテーマである以上、がっちりシリアス系にしてもよかった気がします。
前作「マジック・イン・ムーンライト」に続いてヒロインを演じたエマ・ストーン。
スカーレット・ヨハンソン以来、久々にアレン映画のヒロインを続けて演じることとなりましたが、
エマ・ストーン、新たなアレン映画のミューズとなっていくのでしょうか・・・?
とらやさん [映画館(字幕)] 6点(2016-07-13 21:53:13)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 6.47点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.88
このレビューの偏差値 44.03
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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