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《ネタバレ》 ジェーン・オースティンの原作を読んだことはありませんが、
「分別と多感」を読んでいると恐らくは本作のような光景を想像するのだろう。 人々の暮らしのすぐそばにある豊かな自然、手入れされた庭園と、その先に一面に広がる緑あふれる風景。 映像も、控え目に挿入される音楽も、とても美しい。控え目で奥ゆかしく上品で、それでいて情熱的。 ラストはよくあるハッピーエンドなのかもしれません。しかし、邦題の通り晴れ渡る空の下に笑顔がはじける結婚式、 そこに至るまでの登場人物の紆余曲折、心の機微を繊細なタッチで見事に描き出す。 だからこそラストの幸せな結婚式の風景とその直前、長女エレノアが感極まり言葉にならず泣き崩れるシーンが印象的で説得力があります。 脚本も兼任し、本作で女優業以外でもアカデミー賞に輝いたエマ・トンプソン。 原作と本作、そして演じる長女エレノア役に対する彼女の思い入れの深さをひしひしと感じさせられました。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-11-01 21:10:27)
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