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ピクニック(1936) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ピクニック(1936)
製作国
上映時間40分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化,ショート(短編映画)
レビュー情報
何故?何てことの無いある家族のピクニックの風景に目が釘付けになり涙がこぼれてくるのだろう?

冒頭のブランコとシルヴィア・バタイユ。彼女のことが気になって仕方が無い地元の男2人が窓を開ける。2人の目に飛び込んでくるブランコの上のシルヴィア。2人の男も、通りかかった神父さんの一行も、地元の子ども達も、本作を見る全ての人も同じように目を奪われる美しさと躍動感。
そうか・・・。本作を紹介する資料に必ず使われるシルヴィアの屈託ない笑顔をとらえる1枚はこのシーンだったのか・・・。

やわらかな陽光、木漏れ日に、揺れる草木が作り出す影、シルヴィアの目に光る一筋の涙、移り変わる空模様と雨・・・。全てが感動的な美しさ。
こちらでルノワールの作品のコメントを書くのは3本目ですが、本作のような静かな風景も、同じく10点を付けた「フレンチ・カンカン」のラストのような賑やかなシーンも、ルノワールの手にかかればどれも感動的なまでに生きていることの素晴らしさを感じさせてくれます。
ジャン・ルノワールという人の人間の大きさ、大らかさを感じる。至福の40分。
とらやさん [DVD(字幕)] 10点(2012-07-15 15:13:14)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 8.55点
作品の点数分布
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519.09%
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7218.18%
8218.18%
919.09%
10545.45%
作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 55.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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