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終身犯 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 終身犯
製作国
上映時間148分
劇場公開日 1962-09-26
ジャンルドラマ,刑務所もの,モノクロ映画,動物もの,実話もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 主人公の終身犯の男は社会に復帰しても再び罪を犯す心配の人間になった。その一方で彼は2人を殺害し、一度は死刑判決を受けた。「更生」と「犯した罪を償う」こと。日本でも今、死刑廃止論争がありますが、一人の実在した終身犯の獄中の生涯を通して観る者に非常に重く難しい問題を投げかける作品でした。しかし、小鳥たちに囲まれたバート・ランカスターの素晴らしい演技や、母親、獄中結婚した妻、人情のある看守、隣の囚人達との心が通い合った温かい人間描写が優しさを感じさせてくれる作品でもありました。それにしても殺人を犯した血の気の多い若い囚人だった頃から、悟りの境地に達したかのような晩年までを演じたバート・ランカスターの演技は凄かった。余談ですが、ラストシーンの彼の表情を見て思わず、本作から30年近くが経過した後の作品「フィールド・オブ・ドリームス」で彼が演じたムーンライト・グラハムの表情を思い出してしまったのでした。
とらやさん [DVD(字幕)] 10点(2009-11-09 23:54:55)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 7.54点
作品の点数分布
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8323.08%
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1017.69%
作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 60.25
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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