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雨上がりの駅で のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 雨上がりの駅で
製作国
上映時間104分
劇場公開日 1998-09-19
ジャンルドラマ,ロードムービー
レビュー情報
ミシェル・ピッコリ演じる認知症の疑いと放浪癖がある元大学教授の老人と、
巨匠アルジェントの娘アーシアが演じる、日々の現状に不満を抱える19歳の勝気な娘の放浪の旅を描くロードムービー。
最初はこの老人の娘に、父が心配だからと尾行するよう頼まれたところから始まった旅。
老教授は時に公園のベンチに腰掛けて佇み、時には海辺で海を眺めるのみ。何も起こらない。
限られた少ない台詞と表情と仕草で見せるピッコリの味わい深い演技に見とれてしまいます。
この老人が何の目的でどこへ向かっているのか。尾行が続く序盤はこの老人のドラマかと思いきや、
2人が行動を共にする後半はこの19歳の娘の行動から目が離せなくなります。
旅の途中ではぐれた2人が再会するラスト。最後も何も台詞はありません。
微笑む老教授に対して、実にいい笑顔を見せる。もう何も台詞がいらない素晴らしいラストシーン。
アーシアのこの笑顔、何度も何度も撮り直したのかもしれないな。
人生の進むべき方向性を見出せず揺れ動く気持ちと、最後には成長を感じさせるアーシアの演技。
名優ピッコリに負けていない見事な存在感を見せています。
とらやさん [DVD(字幕)] 8点(2016-12-25 15:17:58)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.82
このレビューの偏差値 65.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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