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地下室のメロディー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 地下室のメロディー
製作国仏,伊
上映時間121分
劇場公開日 1963-08-17
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
アラン・ドロン生誕75周年記念特集で劇場にての初鑑賞となりました。(と、言うものの実は僕はジャン・ギャバンがお目当てだったのですが…)クールという言葉がピッタリくる音楽に演出。ルイ・マルの「死刑台のエレベーター」を思い出します。

アラン・ドロンが現場に先に乗り込み、ジャン・ギャバンが後で合流するまでの間はちょっと中だるみ気味に感じられますが、作戦決行と、ラストの緊迫感は見事です。

考えてみれば犯行現場のすぐ横のプールで盗んだ金の引渡しなんて有り得ないとは思いますが、このプールサイドのラストはやはり本作の一番の見せ場だったと思います。聞こえてくる刑事と被害者の会話(被害者がチラリと見たジャン・ギャバンの特徴とアラン・ドロンが持っていた鞄の特徴の話)とその時の新聞で顔を隠すジャン・ギャバンと鞄を隠し持つアラン・ドロンと刑事を交互に見せる、その見せ方が見事でした。

常に冷静沈着で大物感を漂わせるジャン・ギャバンの圧倒的存在感、それと比較すると小物感を出しながらもやはりカッコいいアラン・ドロンの二大スターの見事な共演でした。あとは犯行チームの最後の一人、基本的には犯罪に縁が無い善人の義兄にもう少しアクシデント誘発要員として役割を与えても良かったんじゃないかとも思いました。
とらやさん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-25 14:38:10)
その他情報
作品のレビュー数 42件
作品の平均点 7.07点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.39
このレビューの偏差値 49.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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