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映画秘宝かなんかで、ファレリー兄弟の新作はシャム双生児のピッチャーの話になるらしい(多分その写真だけ流出していたせいでしょう)、と言う記事を目にしてから一年くらいずっとこの映画を待ち望んでいた。今日ようやく見ることができたが、予想以上に素晴らしい出来だった。細々としたエピソードやらギャグやらがすべて生きていて、これはぼくとしても今年のベスト1になりそうな予感。そもそもシャム双生児(あ、差別語でしたね、結合双生児)があんだけ明るく生きていて、何の不自然さもなく女を口説き(兄貴のほうだけど)、みんなもふたりに対して何ら同情を覚えない、という設定も、あれだけ被差別者にこだわってきたファレリー兄弟以外にはなかなか持ち得ない視点だろうと思う。ファレリー兄弟でベストでしょう。グレッグ・キニアが好演。マット・デイモンも「愛しのローズマリー」のときのジャック・ブラックに比べたら、違和感がない。
【キャプテン・セントルイス】さん 9点(2005-01-17 00:54:24)(良:1票)
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