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ヴェネチアで受賞を逃したことについて、残念だと北野がコメントしたのが、とても意外でした。物語の前半は、菊次郎が子供を母親の元に届けるまで。後半は、子供と過ごす夏休み。子供は、容姿がよくなく、口数も少ない。菊次郎は、自分の少年時代を重ね合わせているーーーといったとても単純なお話。本作の大半は、おそらく現場でアドリブ的に作られたのではないかと思います。芝居の部分とアドリブの部分とのトーンが違い大きく、違和感があります。映画館でテレビのつまらないバラエティを観させられているように感じることもありました。脚本、構成、アイデアは、レベルの低さが目立ちます(悪い、ということではなく)。アラの多い本作ですが、エンターテーメントとしてのツボは押さえていて、楽しめる映画に仕上がってはいます。
【DONGYAOS】さん 5点(2004-06-19 01:31:31)
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