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《ネタバレ》 尺に制限があることから、「殺人鬼と女性FBI捜査官のコンビによる奇妙な探偵小説」という原作の魅力は薄れてしまいました。しかしそれでも、本作はすばらしい出来です。撮影にFBIの協力を得られたこと、ジョディー・フォスターとアンソニー・ホプキンス、この2人の名優がじゅうぶんに実力を発揮できたこと、そして精密なセットと小道具により、脚本ではなく、画でリアリティを作ることに成功しました。原作は、「レッド・ドラゴン」の続編。「刑事グラハム/凍りついた欲望」の邦題で、1986年に映画化されましたが、興行的にはぱっとしませんでした。トマス・ハリスのデビュー作「ブラック・サンデー」は、1977年に映画化されたものの、試写会のみで公開中止。つまり、本作は、力がありながらも今ひとつ知名度の低かったトマス・ハリスの出世作でもあります。
【DONGYAOS】さん 8点(2004-07-15 06:12:17)
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