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映画ルパンシリーズ第一作「ルパン三世 ルパンVS複製人」は、アニメブームの勢いで興行的にある程度の成功を収めました。しかし、テレビ放送の旧ルパン三世を支持していたファンからすると、たいへん残念な出来。第二弾となる本作「カリオストロの城」は、前作に幻滅したファンがルパン三世から離れていってしまったこと、宮崎のキャラクターデザインがルパン三世のイメージを崩していたこと、ポスターのデザインセンスが悪かったこと(インターネットのない時代、それはとても重要なことでした)、旧ルパン三世のファンが支持していたのは主に大塚版であり、宮崎ではなかったことなどから、映画の入りはたいへん悪かったと記憶しています。本作の評価が高まったのは、ロードショーが終わったあたりから徐々にでした。私が本作を観たのは、公開から1年後、場末の映画館で。スピード感のあるアクション、完成度の高いストーリー(実際は製作時間がなく、小説などから舞台やエピソードをいただいて話を作ったと、後に宮崎が話していました)、たいへん魅力のある作品でした。
【DONGYAOS】さん 7点(2004-06-21 10:54:10)
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