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ブラック・レイン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ブラック・レイン
製作国米,日
上映時間125分
劇場公開日 1989-10-07
ジャンルアクション,ドラマ,犯罪もの,刑事もの,ヤクザ・マフィア
レビュー情報
《ネタバレ》 リドリー・スコットが高倉健、松田優作らを起用し、大阪を舞台に撮る、とのニュースにときめいたものです。
封切り当時に映画館で観ました。もう25年も前なんですね。
以下は、Blu-rayで再見しての評価です。
話はベタベタの、暑苦しい80年代アウトロー刑事アクション。
日本の描写も(これでも当時としては頑張ったらしいが)いい加減な誇張が多過ぎ、特に警察内部の描写など観ていて嫌悪感、屈辱すら感じるほど酷い。
自分の映像美学にしか興味がないリドリー・スコットに、他文化の描写を期待するのがそもそも無理だったのでしょう。
作品自体の評価は、2点がいいところ。

しかし、この映画は何といっても「松田優作」です。
冒頭の登場シーン(立ち姿、動作一つ一つまで、とにかく美しい!)を始め、特別な、異様な存在感は全く色褪せていません。
「彼の遺作になった」というバイアスを取り払って観ても、この鬼気迫る演技は、他のどんな傑作映画でも観られない特別なものです。
この一点だけでも、記憶されるべき作品でしょう。

それにしても日本側の主役と言える高倉健は、さすが健さんらしい味を出しているものの、役回りが悪く、
華がないマイケル・ダグラスの引き立て役に徹しているのが残念です。

松田優作の特別さに+3点。あの渾身の演技を観ると、これで作品が迷わず10点を付けられる出来だったら…と悔やまれます。
i-loopさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-10-14 07:38:34)
その他情報
作品のレビュー数 229件
作品の平均点 6.73点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
210.44%
373.06%
4135.68%
53314.41%
65222.71%
74620.09%
84017.47%
92310.04%
10146.11%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 44.17
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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