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Ray/レイ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 Ray/レイ
製作国
上映時間152分
劇場公開日 2005-01-29
ジャンルドラマ,音楽もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 あまりブラック系の音楽は好きではないせいか、私はレイ・チャールズをCMでしか知らない。そんな私でも、彼が盲目であることは知っている。で、これを見て思ったのは、良くも悪くも21世紀の映画だな、ってこと。障害者を差別しちゃいけない、そんな考えから障害者を神のように描きがちだった20世紀から、やっぱり時代は進んでいる。女たらしでドラッグ中毒、これがレイチャールズでない普通の健常者だったら、多分観客は軽蔑するのではないか。実際私はこれを見て、レイ・チャールズに幻滅しかけたんである。だが、盲目ゆえの恐怖感を吐露する彼を見て、レイもまた弱さを抱えた一人の人間であることにはっと気付かされた。神扱いされそうなレイをここまで弱く描ききった本作は、感動作としてみるとつらいものがるが、「人間」とは何か、その人間の一面を垣間見られるという点では高い評価ができる。
合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-01 00:13:13)
その他情報
作品のレビュー数 99件
作品の平均点 6.93点
作品の点数分布
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433.03%
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62020.20%
73030.30%
82727.27%
977.07%
1011.01%
作品の標準偏差 1.25
このレビューの偏差値 56.86
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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