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華氏451 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 華氏451
製作国英,仏
上映時間112分
劇場公開日 1967-12-20
ジャンルSF,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 特撮や合成がちゃちなのは昔の映画だから・・・ともあれ初期のウルトラシリーズ見てる気分だった。音楽の使い方とか(特に消防隊出動シーン、ウルトラ警備隊かよ(笑))、ジュリー・クリスティーの声の出し方とか、クラリスがだんだんヒューマノイドの宇宙人のような気もしたりして・・・まあそれはさておき、本を禁止することで考えることを奪う、考えることを止めてしまえば人間も社会も進歩できなくなる。そんな世の中の話でありながら署長が「よく考えろ、モンターグ」なんて言ったりしてコレって皮肉?なんて思ったりして。映画の中では確かに説明不足な部分もある(特になぜ本を読むようになったモンターグが出動の時ポールを使わなくなったかとか)けど全体的にはよくまとまっていると思います。でもこの映画のように、垂れ流しの情報しか与えられなくなったら・・・そのときは本当に怖いですね。人間考えることをやめちゃいけない。そしてラストは、自分が暗記した本を人々が口々に語りだして・・・心の中にある「本」は誰にも奪えない、だけどこんな形でしか愛する「モノ」を護れない。なんだか切ない理想郷ですね。余談ですがこれを見たきっかけはマイケル・ムーアがこの映画からタイトルを拝借したと言う話を聞いたから。華氏911が公開される前に見ようと思ったけど・・・ムーア、斬新なあのタイトルバックシーンをパクったりしないかな?実は半分それを期待している。
合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さん 7点(2004-06-05 01:41:49)
その他情報
作品のレビュー数 58件
作品の平均点 6.36点
作品の点数分布
011.72%
100.00%
211.72%
323.45%
423.45%
51118.97%
61220.69%
71220.69%
81220.69%
946.90%
1011.72%
作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 51.91
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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