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名作という世間の評価と、自分の見た感想の落差に驚く一本です。私には感動できなかったし面白いとも思えなかった。どうもマットとベンが自分たちを売り込むために脚本書いた、そんな雰囲気が鼻についてダメでした。恐ろしくテンポが悪い。マットたちの自堕落な生活を前半であんなに長くやる必要があるとは思えず、後に続く伏線があるわけでもない。彼らのダメ振りを強烈に印象付けるエピソードひとつと、ミニー・ドライバーとの馴れ初めに絞れば充分。なのに必要以上に堕落振りを見せつける映像は、私にはどうしても「僕達はこんな役者です、皆さん見て見て!」という幼稚なメッセージしか感じ取れませんでした。才能に恵まれているのにチンピラ同然の日々に流されることに疑問を感じない天才少年が持つ幼稚さの表現、ということはないですよね・・・?ロビンもベンも、本人が望んでいるのならほっときゃいいのに。どんなに落ちぶれた生活でも、人生を長い目で見れば意味があるのだと思う私としては、その押し付けがましい二人の主張も納得できませんでした。その2人の意見を蹴ったラストシーンにのみ2点。
【合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)】さん 2点(2004-06-05 00:44:52)
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