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ヒックとドラゴン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ヒックとドラゴン
製作国
上映時間98分
劇場公開日 2010-08-07
ジャンルアドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,ファミリー,小説の映画化,CGアニメ,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》 1回目に観た時はストーリーを追って終わってしまったが、たまたま2回目に観た時に、この作品のすごさを実感した。特にその映像クォリティーの高さには驚愕の一言だ。一日の時間帯による陰影の違いや、各キャラクターの表情、ドラゴンの創造性など、アニメーションはもはや役者による演技を超えたかと思わせるレベルに達している。吹き替えの声優もぴったりだったことも申し添えたい。ドラゴンを調教するところなどはアバターに既視感があるが、これも映画館で3Dで観なかったことを後悔させるレベルだった。また、ヒックとトゥースが少しづつ信頼を築くところを時間をかけて丁寧に描いたところも好感がもてる。「となりのトトロ」のように、観客も一緒になって未知の怪物と友達になっていく「子ども心」に同化させてしまう。何より、ドラゴンを最初は「害虫」と紹介していたのに最後は「ペット」として共生してしまうストーリーは、ご都合主義とはいえ、相手を知らないがゆえに恐れ、排除しがちな人間心理に対する一つのアンチテーゼを示しており、メッセージ性も非常に高い。本作といい「トイ・ストーリー3」といい、かつて「冒険活劇」として観客を楽しませた「映画」が再び蘇ったかのようで、素直にうれしかった。本作は2回以上鑑賞することをお勧めしたい。
田吾作さん [DVD(吹替)] 9点(2011-01-01 15:11:53)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 102件
作品の平均点 7.88点
作品の点数分布
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110.98%
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543.92%
61110.78%
71615.69%
83231.37%
92524.51%
101211.76%
作品の標準偏差 1.51
このレビューの偏差値 54.90
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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