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藁の楯 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 藁の楯
製作国
上映時間125分
劇場公開日 2013-04-26
ジャンルアクション,サスペンス,犯罪もの,刑事もの,小説の映画化,バイオレンス,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 狂気的な幼女殺人犯の殺害に10億円の懸賞金がかかり、それを警察のSPが守るという設定は荒唐無稽だが、十分見てみたいと思わせる設定だった。この設定と「人間のクズを命をかけて守る価値があるか」という命題で最後まで突っ走ったストーリーだが、設定そのものにリアリティが欠落しているため、当然ながらツッコミどころ満載となっている。そこが気になる人は評価が低くなるだろう。一方それをわかった上で、サスペンスアクションというより一種のファンタジーと割り切ってみれば、それなりに楽しめる。懸賞金が10億という線もなかなか絶妙だなと変なところで納得したり、自分がSPならどうするかなとか、自分が多額の借金を抱えてたら、家族のために殺そうと思うかなど…考えさせるファンタジーだ。相手が徹底した人間のクズであることが悩ましさを増幅させて興味深い。もし法律で「復讐権」なる権利が認められたらどんな社会になるだろう…なんてことまで考えされられる映画だった。加えて、藤原竜也の演技力はさすがと思わせるものがあったし、大沢たかおも冷静沈着で優秀だが、複雑な内面を抱えたSPを見事に演じていた。
田吾作さん [DVD(邦画)] 6点(2013-12-04 23:04:15)
その他情報
作品のレビュー数 69件
作品の平均点 5.35点
作品の点数分布
011.45%
100.00%
268.70%
345.80%
4913.04%
51217.39%
61927.54%
71217.39%
845.80%
911.45%
1011.45%
作品の標準偏差 1.86
このレビューの偏差値 51.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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