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食べる、眠る、息をする。生きていくにはそれだけが必要。それさえ出来ていれば、後は「たそがれ」ていれば良い。
でも、悲しいかな大抵の人間は「たそがれ」るのが下手。何かをしていないと不安になる。そのくせ、何かをしてしまうと不安を呼び込む。毎日はその繰り返し。 だから、この作品に流れる空気は心地良い。イライラしている時でも癒され、マッタリしている時でも癒される。いわば万能癒し剤。したくても出来ない時の過ごし方がここには満ち溢れている。 「かもめ食堂」はホームドラマの域を少し踏み出した世界だったけれど、「めがね」の世界はもっと大きく踏み出しましたね。 ただ、「めがね」が何を象徴しているのか、未だ解らない…。そうだ、ゆで小豆の缶詰を買ってこよう。それから明治屋のシロップも。解るかもしれない。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-09-26 13:47:50)
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