タイトル名	スウィーニー・トッド／フリート街の悪魔の理髪師
製作国	米,英
上映時間	117分
劇場公開日	2008-01-19
ジャンル	サスペンス,ミュージカル,犯罪もの,戯曲（舞台劇）の映画化

19世紀の薄汚いロンドンの街。見事な色彩表現。そして、不健康を具現化したかのような主演2人のメイク。唐突とも思える歌声。計算しつくされた演出は流石だと思います。
あまりに悲しい主題と、それを彩るおどろおどろしい展開、それらがブラックユーモアのオブラートで包まれ、観る者の体内に飛び込んで来る感じ。そのあたりもまた、流石の一言です。
そして、色彩的にも、ジョニのメイクにも、さらには小道具にも、全てにおいて「シザー・ハンズ」との対比を感じてしまいます。「シザー」のハサミが善良な魂の象徴ならば、こちらのカミソリは狂気と怨念の象徴。このコンビ、原点回帰を図ったのか？
私にはそんな印象が残る作品でした。

作品のレビュー数	141件
作品の平均点	5.84点
作品の点数分布	0 1 0.71％ 1 0 0.00％ 2 4 2.84％ 3 9 6.38％ 4 11 7.80％ 5 28 19.86％ 6 37 26.24％ 7 28 19.86％ 8 20 14.18％ 9 3 2.13％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	1.65
このレビューの偏差値	54.24 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値