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《ネタバレ》 サイコサスペンスかなと思いつつ観始めた本作。ところが冒頭から暫くは典型的なお化け屋敷モノ。「え~!そっち系だったの?」「もしかして、アッチの世界に連れてかれたお姉さんたちを救出するお話?」と少々ガッカリ気味。今ひとつ作品世界に入れないでいました。
ところが、中盤になって何やら不穏な、と言うかリアルな悲劇・惨劇の気配が。確かに幽霊はいるようだしポルターガイストも起きるんだけど、その裏には過去の連続殺人事件の存在があり、しかも、今は亡き母親も事件の被害者と繋がりがあったりして、徐々にリアルな連続殺人鬼モノへと移って行きます。 そして、クライマックスは種明かしとヒロインを襲う殺人鬼。既視感は無きにしも非ずながら、「ええ?!そこに居たの?」と衝撃の展開。ただし、「やっぱりサイコサスペンス?」と思ったのも束の間、絶体絶命のヒロインを救うのは人ならぬモノ。既にご指摘がありますが、「そんなんだったら犯人にその力を向けてよ!」と言いたくなります。 と、少々釈然としない点は残るものの、ちょっと変化球気味のホラー。否、ホラー風味のサスペンスに6点献上します。 ちなみに、ラストは必要だったかなぁ?助かって良かったねで終わっても良かったように思えます。そして、覗く眼は幽霊の眼なのか、それとも…。続編を匂わしているのでしょうか?思えば、冒頭のシーンから本作の重要なキーとなっているのは「瞳」ですね。ただ、少々解りにくくて残念な仕掛けかも。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-02-04 23:56:04)
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