| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 冒頭30分ワンカットのゾンビ映画部分。一体何テイク撮ったのかは知らないのですが、見応えありますね。正直、短編作品として観たならば、ストーリー的にも演出的にも、さほどのクォリティとは思わないのですが、てか、むしろC級感バリバリで勘弁してくれよ(実はC級感大好きですが)という感じなんですが、そこから後の展開が非常に面白い。私の観た回では、ワンカット部分のエンドロールの時点で退場してしまった女性が居ました。事情は判りませんけれど、もし、ワンカット部分で気分を害して退場されたのだったら、残念過ぎます。
アイディア勝負。まさにそんな感じですね。こういう展開を初めて観たのかというと、類似はあるような気がします。でも、アイディアを具現化するエネルギーがスゴイ。作り手の熱の入れようが画面から伝わって来るように感じた訳で、やっぱりその辺が人気と高評価の秘密なんだろうなと思います。作り手が楽しんでいる作品は観ていても楽しいです。(悪ふざけ、悪ノリは除く) ラストシーン、監督の台本の最終ページの写真のところで、ちょっとホロっとさせられたのも意表を突かれたとこかな。 1粒で3度おいしい。ブチ切れた時の監督がいい感じにイカレてるし、ヒロイン役の子が可愛くて魅力的だし、監督の娘役の子もいい味出してるし、出演者もそれぞれにめいっぱい頑張ってて好感。2回目観たいかな?とひさびさに思えた作品でした。 ちなみに、メイキング編(コメディ部分)は笑いのツボだらけですが、個人的には撮影助手の子が腰を痛めて動けなくなった師匠のカメラを手にした途端、師匠にダサいと言われてダメ出しされた撮り方で激撮してる姿が良かったな。監督の娘にも通じますけど、プロデューサーに言われてシュンとなって言いなりになる監督(おとな)との対比なのかな? 【タコ太(ぺいぺい)】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-09-16 10:37:36)(良:1票)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |