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ゆれる人魚 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゆれる人魚
製作国ポーランド
上映時間92分
劇場公開日 2018-02-10
ジャンルホラー,ファンタジー,ミュージカル
レビュー情報
《ネタバレ》 可愛らしい主演の二人が、冒頭からいきなり惜しげもなく全裸(一部魚的に加工)を披露するのでビックリ。

でも、考えてみたら何といっても「人魚」なので、裸身そのものは決してエロティックなものではなく、しかもミュージカル的な演出が前半ではかなり強く、人魚が主演の異色の青春ラブストーリーかなと感じます。

しかし、中盤以降はホラー色が濃くなり、姉は人間に恋をし妹は人肉食の記憶を忘れられず苦しみます。

決して過激なホラーに走ることなく、シンプルに人魚の嘆きを描いた作品。感情移入して涙するということもないのですが、結末はある意味感動的なものでした。

独特な音楽性と台詞回しが醸し出す雰囲気で、作品全体が決して暗く陰惨なものではなくポップでサバサバとした印象に仕上げられていているところは好感が持てました。

舞台となっている1980年代のポーランドは、ソ連崩壊前の共産圏の社会。全体的に暗いトーンで纏められているのは、社会の閉塞感が表れているからなのかな?
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-06-27 00:40:57)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 5.88点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.60
このレビューの偏差値 53.48
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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