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《ネタバレ》 そのカメラで写されると謎の死を遂げる、という設定は何となく既視感を否めないものの、ポラロイドカメラならではの、画像がその場で、しかも徐々に現れるという特性によって表現する恐怖は新鮮かな。呪われた写真を処分しようにも、燃やそうとすると被写体である友人まで燃えてしまうとか、細部までいろいろと拘りを感じる作品ではあります。同監督が制作しスペインの映画祭で好評を博したという元ネタの短編は未見ですが、そちらの方も観てみたいという気持ちが起きました。短編でメインテーマを凝縮した方が恐ろしさが増すような気がします。この長編の方は、ヒロインのキャラクター設定とか、友人たちとの人間関係とか、ありがちな感情移入不能な登場人物たちの無謀な行動パターンとか、短編作品に長編化するために肉付けを重ねていったのかなと感じてしまう部分もあり、今一つのめり込むことが出来なかったというのが正直な感想です。個人的には、久々にXファイルのスキナーFBI副長官ことミッチ・ピレッジに出会えたのが一番嬉しかったかも。残念な退場の仕方でしたが…。迷いに迷って5点献上です。
【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-06-24 22:51:54)
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